つっかえていたもの。
ずっと書きたくても書けなかったこと。
舞台『グリーン・フィンガーズ』について書き留めておこうと思います。
おいおい、今さらっ
これから書くことは本当に個人的感想です。
だからブログには書かなくてもとも思いましたが、やっぱり節目をつけたいので書くことにしました。
本当に個人的感想です。
しつこいなっ![]()
弱っちい私は心が折れやすいので、コメント欄は今回なしにさせていただきます。勝手ですみません。
随分前置きが長くなりましたが、すでにご存知の通り『グリーン・フィンガーズ』は相葉さん主演の舞台です。
彼女を弟に取られ逆上してその弟を殺してしまい、それからは罪の償いだけを考え、何も感じずただ時を過ごしていた青年コリンが刑務所の同室になった老人ファーガスと出会い、花を育てることで生きる意味を知り、囚人たちの希望を見つけるサクセスストーリーというか、内容はありがちなヒューマンモノでした。
もちろんこの舞台を見たい理由は『相葉雅紀をみたい』ですから、飛び抜けてスタイルの良いビジュアルや煙草をくわえる姿、不器用にジャケットを着る姿、楽しそうに仲間と植物を植える笑顔やらにそれはもうクラクラきました。
その後のファンの集い的な後説のお話も優しくて可愛くて最高に好きな時間でした。
相葉さんが好きだからね・・・っていう理由は否定できない事実です。
ただ、舞台として彼の演技力や、エンターテーメント性が必要とされるから仕方ないとか色々と言われるところもあるとは思いますが、私は否定したくないし彼の成長を支える舞台として成り立ってもいいのだと思います。
一見簡単なサクセスストーリーで可愛い相葉ちゃんにピッタリ!みたいな話にみえるけどなかなか奥が深いのではと考えさせられます。
そこがあって書けなかったんですけどね・・・なんて言い訳ですが(笑)
月日が流れすぎてセリフが曖昧な部分があるとは思いますが、いくつかドスンとくるセリフがありました。
『逆境は味方だ、ピンチと仲良く。』
『花や木を育てるのに必要なのは優しい心だ。』
『その人にとって最低じゃなく、最高の行為で裁いてくれる。』
『お前の罪を私があの世へ一緒にもって行ってやるよ。』
『誰かを愛することができるだろうか。』
『ガーデニングじゃなく、自分の人生を愛して。』
コリンはファーガスと出会い、そして別れ、私をではなく『人生を愛して』と言ってくれたプリムローズに出会い、人と触れて人をそして自分を愛する一歩となったのではないでしょうか。
私にも大切なはずなのに許すことができない存在がいます。
誰にでもたとえ小さなことでも許せない、許してもらえてないモノを背負って生きてると思うんです。
私はコリンが誰かを愛することができるだろうかと言った時にその感情とダブりました。
あの人を許すことができるだろうか。
その先は愛することができるだろうかにつながるのでしょうね。
罪を償うことはどうすれば正しいのか、ましてや相手が生きていなければ。
分からなくてまるで死んでるかのように何も感じず何の欲も出さずただ日々を送るだけだったコリン。
コリンが自分の罪を打ち明ける時に、コリンには見えない角度でファーガスが目を見開き一番厳しい衝撃の顔をし、その後コリンに近づきゆーっくりと肩に手を置くシーンはその手がゆっくりなことに意味を感じました。
罪を簡単に許したり、帳消しにすることはできないけれど、なにがあろうと生きていかなくちゃいけない、必要とされる存在でなくてはいけない。
なにが正解かわからないけど、生きてる者は死ぬまで今を大切に感情をもって生きなくてはいけないのでしょう。
相葉さんがある日の公演の後説で『今のセカセカした世界の中でゆっくりとしたひとつの植物に水をやって肥料をやって育ててっていうのが凄くいいなって・・・』みたいなお話をしてくれました。
人とゆっくり丁寧に見つめ合う事が大事であり、だからこの舞台は見終わった後にこんなに優しくて温かい気持ちになれたんだなって思いました。
妹に相葉ちゃんの舞台はどんな感じかと聞かれ『良い意味で相葉ちゃんかコリンかよくわかんない混ざった感じだよ。』って話しました。
ある公演では共演者さんと本当に笑っちゃって緊張の糸が切れてこれは・・・ってちょっぴり残念なのもありましたが、この舞台期間中の1ヶ月を通して新しい相葉さんの顔、というか隠し持っていた顔が見られ、コリンに相葉さんが命を宿し、コリンで相葉さんが成長したそんな舞台でした。
千秋楽では私の後ろの列に演出の宮田さんの姿が見えました。
終演後に私の近くを通り過ぎていかれ、思わず感謝をこめてお辞儀をしてしまいました(笑)
自分にもそんな日がくるのだろうかは分からないけれど、自分の思いや結果ばかりを求めずに丁寧に付き合っていけたらとそんな風に思います。
グリーン・フィンガーズを通して出会った全ての人に感謝をこめて![]()
『グリーン・フィンガーズ』相葉雅紀主演
2009.02.23-03.10青山劇場 2009.03.20-03.23梅田芸術劇場
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